東京五輪で3x3日本代表を目指すBEEFMAN満田丈太郎の夏がはじまる

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丈太郎がオリンピックを目指す

BEEFMAN.EXEに満田丈太郎が帰ってきた。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズでのB.LEAGUEシーズンを終えた彼は、地元の横浜で先輩・高島一貴に誘われてはじめた3x3を再びプレーする。

ただ、ひとつだけ変わったことがある。この競技への向き合い方だ。

昨夏は初めてだったこともあり、「未知なもの」として、目の前の試合に全力を注ぐことに集中。将来的に日の丸を目指す可能性について、「そこまでは全然考えていないです」と語っていたが、今年は昨年以上に本気で取り組み、東京オリンピックで3x3日本代表になる目標を掲げるに至った。

きっかけは代表候補合宿

もっとも丈太郎の本業は5on5のプロ選手。3x3はそのオフシーズンの夏限定であっただけに、心境の変化はなにがきっかけなのだろうか。それについて彼に聞くと、2月に開催された「3x3日本代表候補合宿」だと明かしてくれた。総勢30名に及ぶ大規模な選考会に招集されたことで、「Bリーガーも3x3(の国内トップ選手たち)もフラットな状態でバチバチにやれて、オリンピックを目指すことに対しての凄さというか、全員が本気で狙っている姿があった」と、モチベーションを大いに刺激。レベルの高い争いに勝ち抜くことは、アスリートにとっての本能でもあり、「より強く、オリンピックに出たいという思いが高まりました」と、向かう方向が定まった。

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日の丸を背負うために

一方で、目下の国内ランキングは154位、ポイントは72,520と、五輪代表の選出基準を満たしているが、インパクトはない(※)。2月の合宿を「全然自分を出せなかった」と自己分析した通り、今週行われた第1次代表強化合宿に呼ばることはなかったが、「落とされたことは、なんだかんだ言って、かなりショックだった」と、本音ものぞかせる。

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そこで、彼は日の丸を背負うにふさわしい選手になるために、まずは“ポイント獲得”と、“常にアグレッシブさ出す”ことを考えている。前者については、「ポイントの積み重ねが、3x3の実力だと思う。率先して試合に出ていき、経験を重ね、自分のポイントを稼いでいかないといけない」と、実践あるのみ。3x3.EXE PREMIERをはじめとした大会出場に意欲を燃やす。そして後者については、一歩引いてしまいがちなマインドを変えられるか。持っているスキルや能力はピカイチながら、先の合宿や先日のALBORADA CUPでも「(試合の)最初だからといって、様子を見ながらやっていると10分しかないので、そんなのやっている暇がなかった」というように、出だしから気持ちを前面に出せないでいる。だからこそ、「去年に引き続いて同じチームでやるので、僕が半分ぐらい、少なくとも平均10点は取りたいですね」と、今度こそ仲間の先頭に立ち、自分らしさを表現すると決めている。

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8年越しの世界へ羽ばたく姿を

BEEFMAN.EXEPREMIER開幕戦は5/25(土)。彼にとって大事な夏がいよいよ始まる。本人はその意気込みを先日、契約更新が発表された名古屋ダイヤモンドドルフィンズにも伝えており、チーム練習やイベントを優先として、「それ以外は“どんどんやってこい”というスタンス」を示されて、前向きに送りだしてもらっているという。

来年に掲げた目標に向かって、準備できる環境があることは、良い結果をつながることだろう。

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遡ること、2011年。北陸高校2年生だった彼は、現在NBAのメンフィス グリズリーズに所属する渡邊雄太(当時尽誠学園)らと、第13x3ユース世界選手権大会へ出場。ぶっつけ本番に近い状態で「3x3はちょっと心に深く傷が・・・」と思い返す33チーム中31チームに終わる苦い過去を持つ。そんなトラウマになりそうな競技で、五輪を目指すという縁も不思議な巡り合わせだが、今回はしっかりと向き合い、ステップアップできる状況だ。
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2020年の本大会に立つメンバーのエントリー期限は、来年6月と言われている。いざ、8年越しの世界の大舞台へ、彼が羽ばたく姿を期待したい。


Text by Hiroyuki Ohashi

 




※順位とポイントは5/16時点。またロスタ-4名の選出条件は、国別ランクキングでTOP10以上から2名、残り2名は国別ランクキングでTOP50以上あるいは54,000ポイント(女子は36,000)以上が条件。